おいしいコーヒーを気軽に自宅で楽しめるコーヒーメーカー。自宅で淹れたてのコーヒーを楽しみたいけど、ハンドドリップはなんとなく難しそうと考えている人には、コーヒーメーカーがぴったりです。しかし、デロンギやシロカなどの各メーカーから多種多様な商品が発売されていて、「本当においしく淹れられるのはどれ?」「初心者でも簡単に使えるの?」と悩んでしまいがちですよね。

そこで今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のコーヒーメーカーのなかから、おすすめの商品や人気の商品をランキング形式で紹介します。

果たしてどの商品がmybestの選ぶ最強のベストバイ商品なのでしょうか?コーヒーメーカーの選び方のポイントも説明しているので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。

コーヒーメーカーは4種類!それぞれ何が違うの?

コーヒーメーカーは大きく分けるとドリップコーヒーメーカー・全自動コーヒーメーカー・カプセル式コーヒーメーカー・エスプレッソマシンの4種類があります。

ドリップコーヒーメーカーは、自分で粉を用意して淹れるタイプ。抽出に対応しているのは基本的にコーヒーのみで、抽出方法は粉にお湯を注ぐことでコーヒーが抽出されるドリップ式です。4種類のなかで最も価格帯が安いうえ手軽に淹れられるため、コーヒーメーカー初心者におすすめですよ。

全自動コーヒーメーカーは、好きな豆を用意してコーヒーを淹れられるタイプのコーヒーメーカー。抽出に対応しているのは同じくコーヒーのみ、抽出方法もドリップ式です。挽きたてのコーヒーを手軽に楽しみたい人に向いているでしょう。

粉の入った専用のカプセルを使って、ドリップ式もしくは圧力式によって抽出するのがカプセル式コーヒーメーカー。コーヒーもしくはエスプレッソのほか、商品によっては紅茶やラテなどのカプセルに対応しているものもあり、幅広い種類のドリンクを楽しめるものを探している人にはぴったりといえますよ。

エスプレッソマシンは、豆もしくは粉を用意して淹れる圧力式タイプ。全自動とセミオートに分かれており、どちらにもスチームノズルがあるのが特徴です。使い方はやや慣れが必要なものの、挽きたてのエスプレッソやラテを淹れたいコーヒー上級者向けといえるでしょう。

おいしさにこだわれるハイエンドモデルが続々登場中!

どの種類のコーヒーメーカーも、近年多くのメーカーからハイエンドモデルが販売されています。ハイエンドモデルのコーヒーメーカーの特徴は、湯温や挽き目が豊富で、細かな味の調節が従来よりも簡単にできることです。

とくに味の調節機能に優れたことで有名な商品は、ドリップコーヒーメーカーのバルミューダの「BALMUDA The Brew STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION」や「BALMUDA The Brew」。これらの商品はかなり細かい単位で湯量の調節ができることや、異なる湯温でドリップすることによって味わいの制御を狙いどおりにできるのが特徴です。

また、全自動コーヒーメーカーではツインバード工業の「全自動コーヒーメーカー」や、ラドンナの「Toffy  全自動ミル付カスタムドリップコーヒーメーカー」も話題。湯温をコーヒーの抽出に適しているとされる83°C・90°Cに設定できたり、コーヒーのアロマを引き出すためのモードを搭載していたりと、こちらもコーヒーの味わいを細かく調節できるのが魅力でしょう。

価格はエントリー・スタンダードモデルと比べ高いものの、これらの特徴をもつ商品を使えばコーヒーの繊細な味わいの違いや好みを追求できるでしょう。

コーヒーメーカーの選び方

コーヒーメーカーを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。

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あなたにベストなものを選ぶには、おいしさ以外の特徴に注目!

コーヒーメーカーは、種類によって抽出方法も淹れられるドリンクも異なるため、各種類で淹れたドリンクのおいしさの比較は成り立ちません。ただし、4種類それぞれのコーヒーメーカーで淹れたドリンクの味を別々に検証した結果、どのタイプにもモニターからおいしいと評価された商品がありました。おいしいドリンクを楽しむためには、4種類のコーヒーメーカーのなかからタイプを絞った先で、どの商品を選ぶかが大事といえますよ。


タイプを絞るのには、淹れられるメニューの種類や、おいしさ・使いやすさなどに関する性能、価格に注目してください。これからタイプごとの特徴を紹介するので、自分に合うコーヒーメーカーを探していきましょう。

コーヒーメーカーを初めて買うなら、ドリップコーヒーメーカーがベスト

コストをかけずに淹れたてのコーヒーを楽しめるのがドリップコーヒーメーカーの魅力。粉は自分で市販のものを買うか豆を挽いてセットする必要があるものの、基本的に粉と水があればボタン1つでコーヒーを淹れられるのがうれしいポイントです。

おいしさは検証の結果、1位の商品に対してはバリスタから「非常にバランスがよく、フルーティさを感じる仕上がり」という声が挙がり、後味には心地よい甘味の余韻が広がる、上品ですっきりした味わいを楽しめました。

さらに値段は5,000〜10,000円程度と、コーヒーメーカーのなかでは最も安い価格帯のため、おいしいコーヒーを自宅で楽しみたいコーヒー初心者でも気軽に挑戦しやすいといえるでしょう。

今までコンビニや自販機でしかコーヒーを飲む機会がなく、今回ワンランク上のおいしさを求めてコーヒーメーカーの購入を検討している人には、とにかくドリップコーヒーメーカーをおすすめします。手間をかけずに、今までよりおいしい淹れたてのコーヒーを楽しめますよ。

コーヒー以外も飲みたいなら、カプセル式を検討しよう

コーヒーやエスプレッソ以外のドリンクを楽しめるものを探している人には、カプセル式コーヒーメーカーがおすすめ。商品によって対応しているドリンクの種類が幅広く、カフェラテ・紅茶・チャイなどのドリンクを楽しめますよ。そのうえ、使い方は専用のカプセルと水を用意するだけと簡単です。

ただし、ほかのコーヒーメーカーと比べるとランニングコストがかかるのは気がかり。専用のカプセルは1個あたり100円程度かかるものがほとんどのため、コンビニや自販機でコーヒーを買うのと大差ありません。

ランニングコストは気にせず、さまざまなドリンクを簡単に淹れたい人は検討してくださいね。

挽きたてのコーヒーであることにこだわりたくなったら全自動コーヒーメーカーを検討するのもひとつの手といえるでしょう。コーヒー豆は、空気に触れる面積・時間が長いほど酸化が進む傾向があります。挽きたてなら、酸化が進む前にコーヒーを淹れられるので、よりおいしく飲めますよ。

豆と水をセットするだけでコーヒーを淹れられる手軽さはもちろん、最近のモデルの多くには、挽き目調節機能や湯温調節機能などの味わいの調節機能が搭載されており、好みに合わせた味わいを見つけやすいのも魅力です。

しかし、コーヒーの味わいに関わる技術が発展途上な点はネック。挽きたての豆を使ってハンドドリップで淹れたコーヒーの味わいに近いかどうかを検証した結果、ハンドドリップで淹れたコーヒーと変わらないクオリティを実現できたものはほとんどありませんでした。

好みの豆を使って簡単に挽きたてのコーヒーを味わってみたい人は検討してもよいでしょう。

モニターと一緒に私も全商品で淹れたコーヒーを飲み比べたところ、全自動コーヒーメーカーはハンドドリップに比べ、コーヒーの抽出技術やミルの性能が一歩及ばない印象でした。

プロペラ式のものは挽き目が粗くなるせいか味が全体的に薄くなるものが多いうえ、ほかの刃のタイプもお湯が注がれるタイミングや量の調整が不十分なせいか、コーヒーの成分を出しきれていない印象を受けます。挽きたてにこだわらず、おいしいコーヒーを楽しみたい人はドリップコーヒーメーカーを選ぶのが無難です。


ラテを楽しみたいコーヒー上級者にはエスプレッソマシンがぴったり

比較的コーヒーの知識がある上級者で、エスプレッソを使ったドリンクを淹れたい人には、エスプレッソマシンがぴったり。価格は全自動タイプが約100,000円〜、自分で粉をフィルターにセットするセミオートタイプが約20,000円〜と高価格ですが、自宅でエスプレッソやエスプレッソを使ったドリンクを自動で楽しめるのは大きな魅力です。

エスプレッソマシンにはスチームノズルがついているため、ラテアートをしたり、カプチーノやカフェラテを作れるのが特徴です。

しかし、スチームミルクのかく拌には慣れが必要。また、セミオートタイプの基本的な使い方には、粉をフィルターにセットして粉を押し固める、タンピングと呼ばれる作業が含まれます。この過程がほかのコーヒーメーカーと比べるとやや難しく、フィルターに粉をセットする力加減には慣れが必要といえるでしょう。ある程度コーヒーに詳しい人や機器に詳しくなりたい人は検討してくださいね。

全自動のエスプレッソマシンだとスチームミルクの作成まで自動で行われるため、スチームノズルの性能によってはラテアートができないものもありました。詳しくはエスプレッソマシンのコンテンツの各商品紹介部分で説明しているので、ラテアートを行いたい人はチェックしてくださいね。

各マシンの容量は一緒に飲む人数に合わせて選ぼう

コーヒー1杯の目安の容量は、約150mL。一緒に飲む人数に合わせて、ぴったりな容量のコーヒーメーカーを選びましょう。人数分のコーヒーを一度に淹れられれば、何度も淹れる時間と手間を省けます。

家族で飲んだり友人に振る舞ったりする人は、600mL抽出できるものを選びましょう。一度に4杯分淹れられるので、家で飲む用と外で飲む用の両方を作りたい人にもおすすめですよ。

一人暮らしや1日に飲む量が少ない人には、150mLの少量で抽出できるタイプを検討しましょう。職場や大人数の集まりでコーヒーを飲みたい人には、1400mLを抽出できる大容量タイプがぴったり。大容量のものなら最大で一度に約10人分のコーヒーを淹れられますよ。

使用するコーヒー豆・コーヒー粉にもこだわろう

でゆっくりコーヒーを飲む機会が多く、挽き方や味わいにもこだわりがある人には豆での購入がおすすめ。自分好みの粗さに挽くことができるのはコーヒー豆ならではのメリットです。基本的に粉の状態よりも賞味期限が長いため、頻繁にコーヒーを飲まない人にも向いているでしょう。

一方、ミルを持っていなくてもコーヒーを淹れられるのが、粉で購入するメリットです。しかし、豆よりも空気に触れる面積が広いため、劣化するのが速いのは難点。コーヒーを自分で淹れるのに挑戦してみたい初心者や、忙しくて豆を挽く時間がもったいないと感じる人には、粉での購入がおすすめです。